適応年齢
生後間もない赤ちゃんから高齢の方まで幅広く治療する事ができます
赤ちゃんや小さいお子様には、はりを刺したりはせず へらで軽く摩るように施術します
適応症状
はり灸の適応症状は広くて、多くの症状を改善することができます
それは体のバランスを整え、自然治癒力を高めるからです
ですから、はり灸が何に効くというよりは、気になる症状があればはり灸を試してみて下さい
きっとお役に立てると思います
些細な症状や治らないと諦めていた症状 等なんでも相談して下さい
お勧めする症状の一例
慢性の肩こり・腰痛
マッサージされてもなかなか改善しない肩こりや腰痛、強すぎる刺激は時に逆効果になります
慢性的な肩こり・腰の疲れでは気・血の流れが悪くなっています、まずは流れを良くし体のバランスを整えます
その上で固くなった筋肉を柔らかくするため肩や腰に浅く針を刺し少しそのままにしておきます
初回から効果を感じることができますが、3回ぐらいの治療で筋肉の固さも取れてきます
頭痛・吐き気
肩・首のこりからくる頭痛は酷い時には吐き気を伴います
後頭部が重苦しい、合わせて吐き気を伴う場合は首や肩のこりが原因の場合があります
体のバランスを整え、その上で筋肉を柔らかくする為に肩や首に針をします
頭の周りを締め付けられるような頭痛は頭の筋肉が縮まり過ぎて起こります
このような時は頭の筋肉に対しても針を刺します
こめかみの辺りが痛む頭痛はこめかみにある筋肉が疲れすぎているかも知れません
このような時はこめかみの筋肉に対しても針を刺します
偏頭痛は原因がまだはっきりとしていませんが色々な要因が重なって起こるようです。はり灸で体のバランスを整えます
一回の治療で大分改善されますが、肩こり等が原因の場は肩こりを取るために3回ぐらいの治療をお勧めします
ただし頭痛や吐き気は原因が脳からくることもあります うまく喋れない、手や足をうまく動かせない、まっすぐ歩けない、何の予兆もなく突然吐く、突然殴られたような痛みに襲われた 等の症状が一緒にある場合は直ちに脳神経外科の受診をして下さい
自律神経の乱れ
自律神経失調症、パニック障害 等自律神経の乱れにもはり灸は有効です、
肌への刺激により自律神経のバランスを整えます
ストレス等により不安感、イライラする、ほてり、のぼせ、発汗、冷え性、頭痛、めまい、耳鳴り、しびれ、疲労感、食欲不振 等色々な症状があります
体調不良のため心身ともに疲れてしまう方が多い気がします はり灸等でつらい症状を抑えながら体の調子を整えていきます
東洋医学の考えでは過度な精神の負担は特定の症状を引き起こすと言われています
症状を良くすると共に、負担を減らすことも大事だと思われます
4、5回ぐらいの治療で改善されると思いますが、その後も定期的な治療をお勧めします
更年期障害
心身のアンバランスが体調に影響を与えます バランスを取り戻すことにより症状も改善されます
更年期障害はホルモンバランスの崩れ等により起こります ほてり、のぼせ、発汗、冷え性、頭痛、めまい、耳鳴り、しびれ、疲労感、食欲不振 等色々な症状があります
数年で症状は落ち着いてくるようです
症状は自律神経の乱れと似たものが多く治療方法も同じようになります
生理痛・不妊 等の婦人科疾患
気・血の滞りやホルモンのバランスが悪くなり起こると思われます
生理痛はカイロ等でで体のゆがみを取りはり灸で気・血の流れを良くしていきます
3回ぐらいの治療の後様子を見ながら治療していきます
不妊治療の際には事前に病院での検査をお願いしています
はり灸により体のバランスを整えその人本来の力を取り戻すことはできますが、卵管が閉塞している等 物理的な原因がある場合には はり灸では改善されないこともあります
週に2回のペースで3ヶ月間行います
小児疾患
夜泣き、疳の虫(泣き叫ぶ)、夜尿症 等赤ちゃんや小さいお子さんの症状、健康増進にも はり は有効です
赤ちゃんは話すことが出来ないので体調や気分が悪い時は泣いたり騒いだりしてそれを伝えます 夜泣き・疳の虫 等は体調を良くし気分を落ち着かせることで良くなっていきます
夜尿症は小学校の低学年くらいまで起きることがありますが成長と共に自然と収まってくるものです しかしなかなか治らない、毎日続くような時には治療を試してみてください
小児針は はり を刺すのではなく、へらでさすったり叩いたりして治療します
治療の刺激はなるべく少なくし、短時間で行います 治療は最初は一日おきに3回行いその後は週に1回ぐらいのペースで1月ほど行います その後も健康増進のために週に1回の治療をお勧めします
ぎっくり腰
ぎっくり腰は突然起こる腰痛の事をいいますが、最初違和感があり その後じわじわと痛くなってくる事もあります 同じぎっくり腰でもその原因は数種類あり、原因により治療方法も変わってきます
原因が筋肉にある場合:筋肉が痙攣、部分断裂 等している時まずは炎症を起こしているので冷やします、そして原因となる筋肉にを静めるよう針をします 必要な時は筋肉をサポートするためにテーピングをします
原因が靱帯にある時:腰の靱帯を痛めた時も炎症を起こしている時は冷やします そして炎症を抑えるために針をし、靱帯をサポートするためにテーピングをします
原因が間接にある時:腰の関節の動きが悪くなった時等、神経も一緒に動かなくなり、刺激され痛みが出ることがあります カイロプラティック等で間接の動きを良くすると痛みもなくなります
ぎっくり腰の様に痛みの強い時は体質改善より、まずは痛みを無くすことを優先させます
寝違え
寝違えはぎっくり腰と同じような症状が首に起こります 寝ている時に首を伸ばし過ぎてしまい発生する事が多いですが、起きている時でも長時間悪い姿勢でいてもなることがあります
治療の方法はぎっくり腰とほぼ同じです
顎関節症
口が開きにくい、開ける時に痛みが出るという症状の原因に噛む筋肉の疲れがあります
歯ぎしりをする、集中すると歯を食いしばる、普段上の歯と下の歯がくっついているという方は噛む筋肉が疲れている可能性があります
その様な場合は噛む筋肉をゆるめる事によって症状を軽減できます
腱鞘炎
手首や手首から親指にかけて、物を持った時や捻った時等に痛みが出る、といった症状が出ます
手や指の使いすぎが原因で起こる事が多いです
使いすぎて堅くなった筋肉をゆるめる事で症状を軽減できます